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【プレスリリース】岩手県内で唯一! 歯科レントゲンを活用し、「骨密度の危険信号」をAIで可視化 盛岡市内の整形外科医との連携を推進

こんにちは。
「デンタルサロンの窓から」へようこそ。

副院長の松浦直美です。

今年に入ってから、6月をめどに、英国での予防歯科診療を始めようと準備をしてきたのですが、まさかの「就労ビザがなかなかおりない」という難局に直面しています。

ビザがおりないことには何も進められないのですが、とりあえず、岩手県盛岡市のデンタルスクエアと英国での診療活動の中間に位置する「広報サイト」である「ニュースルーム」の開設を目指してこちらも準備してきましたので、できるところから進めようとしています。

このニュースルーム。
初めて聞く方も多いかと思うのですが、海外で始まった「企業の公式広報」のようなもので、日本でもトヨタ自動車、KDDI、JTB、大和ハウス工業など名だたる大企業が取り入れ、運用を始めています。

今回、友人の紹介で知り合った東京で広報のプロとして活躍している方の指導で、小さな一歯科医院である当院でも、日英両方の公式HPとは一線を画す「今」を伝え、血の通った「舞台裏」を見せる広報サイト「ニュースルーム」を準備しています。

英国の方が進んでいない状況ではありますが、その道筋もまた「愛すべき舞台裏」として価値あるものになると思いますのでどうぞ楽しみにしていてくださいね。

さて、ニュースルームの重要なカテゴリーの一つに、「ニュースリリース」があります。

「プレスリリース」とも言われ、企業や団体が新商品やサービス、イベントなどの情報を報道機関に発表するための公式文書です。メディアに記事として取り上げてもらうことで、広く社会に情報を伝えることを目的としています。取り上げてもらうことがなくても、企業で新しく取り組む内容だったり、地域に公開するイベントのようなものを正式に発表する場でもあります。

このニュースリリースをしっかりと設けていることで、企業の信頼性、そして取り組みのわかりやすさがより社会に伝わるのです。

いままで、なんとなく聞いたことはあったもののなんのことやら。全くわからないし、関係のない世界かと思っていました。
しかし今回、どうしても正式にまとめておきたい情報があり、初めてのプレスリリースに挑戦しました。

書き方やお作法、表現方法、そして書く内容の信ぴょう性や社会性など、何度も添削を受けながら書き直して、A4裏表1枚にまとめました。

こちらのプレスリリースは、岩手県県政記者クラブをはじめ、各種記者クラブに郵送で送られました。初めての経験、ワクワク、ドキドキでしたよ。これからも、信ぴょう性の高い、価値ある情報を発信できるように、この経験を活かしていきたいと思っています。出来上がった文章がを下に紹介します。 私の汗と涙の結晶をご覧ください。

岩手県内で唯一! 歯科レントゲンを活用し、「骨密度の危険信号」をAIで可視化
盛岡市内の整形外科医との連携を推進
〜整形外科未受診の45歳以上の女性に向け、新しいスクリーニングモデルを本格運用〜

 医療法人颯爽 デンタルスクエアもりおか青山(岩手県盛岡市、院長:松浦政彦)は、2025年7月中旬より、骨粗鬆症スクリーニングモデルを本格運用します。



本スクリーニングは、歯科診療時に撮影するパノラマレントゲンを活用しています。2024年からの試験運用では、患者および整形外科医から高い評価を得ています。このたび、地域の整形外科医との連携を推進します。対象は、これまで整形外科での検査経験がない45歳以上の女性を中心に、気軽に受けられる「歯科から始める健康チェック」の普及を目指します。

■女性は50代以降、骨粗鬆症の発症リスクが急上昇

 骨粗鬆症は進行性です。転倒や骨折をきっかけに、寝たきりや要介護状態に陥る重大な疾患です。特に女性は50代以降骨粗鬆症発祥リスクが急速に高まります[i]。にもかかわらず、整形外科受診のハードルや多忙な生活により、検診率は45歳で3%、60歳で5%など、検査や治療が後回しになる傾向があります[ii]


 当院は、歯科から始める新たなスクリーニングの形を構想しました。定期的に通院される患者の中でも、特に整形外科のかかりつけを持たない45歳以上の女性に注目したからです。予防歯科の普及により、現在、歯科への定期通院を習慣として取り入れている人が増えています。こうした習慣により、来院者にとってスクリーニングを無理なく受けられる良い機会を提供できます。

■岩手県内で唯一導入 AI搭載画像解析ソフトにより、皮質骨の厚みや構造を自動計測

本サービスの概要は次のとおりです。
・保険診療で行うパノラマレントゲン画像を活用
・株式会社メディア社のAI(人工知能)搭載画像解析ソフト「PanoScope」(パノスコープ)により
 皮質骨の厚みや構造を自動計測
・骨粗鬆症の可能性を数値として提示
・分析料は無料(通常診療の一環)
・疑いが認められた場合、希望に応じて整形外科医へ紹介

当院は2024年8月、東北で初めて同ソフトウェアを導入しました。現在、岩手県では当院のみです。東北地域では3件の歯科医院が導入しています。


■年間200人へのスクリーニング提供を目標
 初年度(2025年度)は、年間200人へのスクリーニング提供を目標としています。現在、盛岡市内に50以上ある整形外科のうち、数人の専門医から本サービスに対する前向きな評価を受けています。初年度で10施設以上との連携を目指します。
 本取り組みを通じて、歯科が地域医療の新たな入口となり、生活習慣病や加齢に伴う疾患の早期発見に貢献するモデルケースとなることを目指しています。

 

【医療法人颯爽 デンタルスクエアもりおか青山 概要】https://ds-morioka.com/ 
・所在地       :〒020-0133 岩手県盛岡市青山2丁目6番20号
・理事長       :松浦政彦
・設立         :2010年4月
・スタッフ数    :歯科医師5人、歯科衛生士7人、アシスタント6人
・診療科目     :一般歯科・口腔外科・小児歯科・矯正歯科

【本件に関するお問い合わせ先】
医療法人颯爽 デンタルスクエアもりおか青山 広報担当:松浦直美
TEL 019-681-3719 E-mail:sassou@ds-morioka.com 

 

 

[i] 骨粗鬆症の予防と治療のガイドライン2015年版 

[ii] 財団法人 骨粗鬆症財団:Osteoporosis Jpn. 15(4):649-655,2007