第142回 ロンドンで盛岡を想う日々
4月3日より、英国のロンドンで、いよいよ診療を始めました。
縁あってお借りすることになった⻭科医院は、ロンドンの真ん中から少し北⻄にいったところにある Camdenという便利なエリアにあります。そこで、⻑年診療をしていたDr Adelineが、現在のオーナー夫妻に 昨年診療室を売却し、Adeline 先生は週に3日のみ診療を続けています。
それ以外の数日を、私が借りて、 診療するというスタイルです。ロンドンではこのように、診療室を数人の⻭科医師でシェアしている形は とてもよくあります。(私の診療日は、上記の看板がでます)
主に日本人を診療の対象にしているので、インスタや日本人向けフリーペーパーなどで周知をはかり、集 患していますが、ロンドンにも意外と岩手や東北の方がいる、というのに驚いています。
実際に来院してくれた方で、「父が岩手です」「私、二戸出身です」などと言われ驚くこともあるのです が、インスタグラムに主人が送ってくれる盛岡ネタを流すと、結構反応があります(先日は四十四田の 桜)。
予防⻭科ネタなどは全く反応がないのですが・・・笑
岩手出身の方は「懐かしい」、そして、出身じゃなくても「訪ねたことがありますが本当に大好きな街」
とおっしゃってくれる方もいました。

渡英前日、主人と訪れた中津川ほとりのカフェから。
中津川沿いのカフェでくつろぎ、 ザブザブと川遊びができたことに感動したそうです。
離れてみると盛岡の美しさ、人の優しさをしみじみと感じます。
ロンドンの物価は像以上に高く、円安も続いていて、英国での診療がい つまでできるのか、想像もつきませんが、まずは診療を始められたこ と、そして温かい繋がりが少しずつ広がっていることに感謝し、自分の できることを地道にやっていこう、と思う日々です。
(文 松浦直美)