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10年間、歯科検診に行かなかったイギリス人教師の話

こんにちは。
デンタルサロンの窓からへようこそ。
副院長の松浦直美です。


当院には、3年ほど前に
安比高原にできたハロウインターナショナルの先生たちが
たくさん来院してくださるのですが

先日いらしたイギリス人の女性の先生。

昨年末に安比に赴任して数ヶ月し、当院に来院。
聞けばなんと、歯科医院に定期検診のために来院したのは
10年ぶりとのこと。

「10年も!」

私が驚くと、その女性教師は

「だって、高いんだもの」

「高いって、どのくらい?」(と聞いてみる)

「ただの検診だけで、100ポンド(2万円)はするわよ
クリーニングがつけば、さらに100ポンド(2万円)」

つい先日、今年の2月にイギリスに滞在して
自分で経験したロンドンの歯科医院での検診の話をこのブログに書いたばかり。


「こんなに素晴らしい!日本の予防歯科」記事はこちら


うんうん、高いの、知ってますよ。
請求書、何度も見返してしまいましたもの。

でも、だからといって10年も歯科医院に行かなかったなんて。

しかも、イギリスでは4万円の定期検診代が

歯科医師の丁寧な診察と歯科衛生士のこれまためちゃ丁寧なクリーニングまでついて
3500円(保険診療:3割負担)の日本にきたからといって

いきなり10年ぶりに検診に来るとは・・・
少し悲しくなってしまいました。

これ、そのうち歯科でもインバウンドがおこるんじゃない?
保険がなくて10割になったって、1万円くらいだものね〜。

観光のついでに、質が良くて安い日本で歯科検診、とか。

などと考えながらも

いやいや、定期メインテナンスは、歯科医院と一緒に伴走すべきもの。

そのような輩がいても絶対受け付けません!!と

勝手に想像して勝手に首を振ってしまいました。

もちろん、海外からの方とは言っても
赴任でこの岩手に数年間の長期スパンで移り住んだ先生たちは別です。

当院でしっかりと定期メインテナンスを受けてもらえるのはとてもありがたいことです。

10年ぶりにクリーニングにいらしたその若くて美しい先生は

検診、説明、そして10年分の歯石取り、エアフローを使用した丁寧なクリーニングに
大変満足して、次回の予約を取って帰られました。

とはいえ、はやり、日本の予防メインテナンスの価値は
日本にずっと住む日本の方にこそ、知ってもらいたい。

そのように強く思う
デンタルサロンでの一コマでした。